ウェブサイトのトップページの意味について考える
というのは少し言い過ぎかもしれないな。すません。
でも私がさいきん思うことがあるんでちょっと聞いてください。ああいうトップページ以下、こういうカテゴリにわかれてどうこうという階層的な考えは、サイトナビゲーションを考える上で大事であるというのが昔からの定説で、それはわかるんだが、いろんなサイトのログを見ていると、もうほとんどが検索エンジンからのアクセスで、トップから見る人よりもずーと多いというのが現実なのである。
ということは誰でも知ってるので、できるディレクター君はさもうれしそうにいう。→「サイトナビゲーションがですね、たいせつなんですよ」と声を上げる。だいたいこんなかんじで彼のセオリーが続く↓
私らプロですからね そういうことも考えてうまく誘導するようなデザインを考えてつくるんですよ ほらこのボタンの位置がねこうきますでしょう? ほらわかりますか これクリックするとお客さんはこっちを見るんだ 迷わないよ お客さん喜ぶよ あなた儲かる 私うれしい お金ちょうだいとトントンプレゼンは続くのである。担当デザイナーの私は横で間の手を入れてお客様がお金を出してくれるのをぢっと待っている。うむ。これでいいのかとさいきんヒタヒタと思い始めてしまった。
検索エンジンからのお客様を誘導してセカンドクリックさせたいというのは当り前の話でいまや誰もがその手法を研究している。お客様はサイト内のどこかの1ページにたどり着き、そこからサーフィンに入る。そういうときに迷わないサイト構造にしなければいかんということだ。
でもその考えをもうひとつ進めたらどうなるだろう。「もうトップページなんか要らないんじゃないか」という気がしてきてしまった。なんのためにあるんですかね、トップページ。あれはウェブサイトを書籍に例えた「表紙」というメタファーなのだろう。あるいは、コンピュータのディレクトリ構造に似ているので、ああいうトップページ以下〜という階層構造がそもそもコンピュータ的なので自然に定着したのかもしれない。
でも考えてみれば、人間のインターフェイスをコンピュータの都合に合わせることは愚かだし、今や書籍とウェブは別モノという考えは当り前なのだから、トップページなしのサイトもあっていいのではないかとさいきんやたらと思う。
こんど、話のわかりそうなクライアントに出会えたらひとつ提案してみようかなと考えている。
このエントリーのトラックバックURL:
http://blog.3ot.net/ping/746

1日経って読み直してみたら、やはり、「トップページがないサイト」というのは突飛すぎですねということに気づきました。index.html(or index.php or index.cgi)は必ず必要ですもんね。
だけど、そういうことではなくて、つまり、トップページのありようを従来のかたちから考え直してみるというヒントは有益であるような気がしています。
「書籍の表紙」のメタファーであるところのトップページという考えは古くさいんじゃないかと思うのです。構想を練るのに、あのフローチャートは人の考えを縛っているんじゃないかと、そういうことをいいたかったのでした。