ウェブデザイナーの日記

ネット上の流行語が一般ピープルに伝わるときの不自然さ

2006.08.21 23:08

ネット上の流行語が一般ピープルに伝わるときの不自然さ

さいきんお客様やお客様になりそうな方々と話していて、しばしば「うぅっ」と言葉に詰まることがある。ウェブサイトの構築法がナンにもわからないのに「SEOやってください」と言う人。htmlを理解することなく「やっぱxhmlですよね」と言う人。ネット依存度はかなり低い生活を送ってるにも関わらず(彼はじぶんのメールアドレスを覚えていない)、「炎上する」という言葉を知ってる人。

こういう人たちっていうのは、テレビや書籍や雑誌なんかが断片的に放出している「初心者はご用心」とか「これだけは知っとけ」みたいな流行キーワードだけを先に頭に入れてしまって、そこに至るまでの経験がカラッポだから、自分でわけワケメのことをいってる自覚はあるんだけど、それはそうなんだけれども、とりあえずウェブデザイナーに会ったらSEOしてくださいといわねばならないみたいなシンドロームに取り憑かれているんだと思う。

私はなにも専門知識をひけらかすのが商売でなくて彼らよりもこっちが知ってて当り前なんだから、そこらへんの事情を察して「SEO」やら「xhtml」やら「炎上する」なんていう言葉のバックグラウンドを説明するんだけど、かみくだいて説明するのが難しいし、そもそもこんなことを教えても意味がないんじゃないかという無力感に囚われてしまうので、結局のところ、「そこらへんは私がきちんとやりますから、お客様はじぶんがウェブでなにをやりたいんだとか、そうゆうことを私に熱く語ってくださいよ」と答えると、満足そうに私の顔をみて、「んで、SEOやってくれますか」と聞き返されたりする。

なぜこれが困るかというと、たいていの場合、彼らは間違った意味でとらえてるときが多いからだ。「SEO」や「xhtml」をやればスグに儲かるとか、セキュリティに気を配らないとサイトはすぐに「炎上する」とか。

私はジタバタとみなさんに正しい理解をしてもらえるよう、会う人ごとのレベルに合わせて説明を試みているが、なんだかうまく伝えられている気がしない。ていうか、これはテレビとか雑誌とかの一般メディアがアホみたいに煽ってるせいだと思う。うぅ。ほとんどネットの経験がない人がいて、その人はずいぶん前からインターネット接続の環境を持ってるけれど、1週間に数回パソコンを立ち上げるだけで、たまにyahooを見たりしてるくらいらしい。彼は自分のメールアドレスを覚えていなかった。つまりメールはケータイがメインでPCのメールなんてほとんど使っていないらしい。誰にもアドレスを教えていないから、それでも生活は困らないらしい。そんな彼でも「ブログ」という言葉は知っていた。「日記みたいなもんでしょ」。「そうそう」と答えて「やってみたらイイじゃない」とすすめたら「炎上したら困りますから」といわれた。私は驚いて「炎上する」なんて言葉どこで聞いたのと尋ねたら、yahooのトップページの見出しの中にあったそうな。ふぅ。困りますナ。そういう言葉遣いをトップで使ってもいいけど、変に初心者を脅すというか煽るようなことはしないでもらいたいね、yahoo。

そろそろ来週あたり「web2.0でお願いします」という電話がかかってきそうで怖い。

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ヒガシ (2006年08月23日 09:21)

そういうことありますよねーー!共感する部分が多々あります…。

> そろそろ来週あたり「web2.0でお願いします」という電話がかかってきそうで怖い。
あり得ますね!

hiroya (2006年08月23日 09:32)

あ、おひさしぶり!

そんな電話がかかってきたら「忍耐2.0」で対応するしかありませんね。